【保護犬の生き方】看板犬いろり、自宅警備員として活躍
- わが家の保護犬いろり
- 囲炉裏がある宿
いろりの森の『イロリ』は、この2つのイロリが由来です。
屋号の由来となった看板犬いろり君ですが、宿には出勤せず今日も自宅でゆったりと過ごしています。
いろりの性格~ネガティブ、怖がり、飼い主一筋の忠犬タイプ
いろりは鹿児島の離島で放浪していたところを保護され、保健所で結構長く過ごしていたそうです。
保健所で飼い主のお迎えはなく、大阪の保護団体さんにより保護され2022年夏に私たちに譲渡されました。
びくびくしていて、上目遣いで人を見る。
ほうきやバットなど、棒状のものに異常におびえる。
でも、とても甘えん坊。
私のそばにいて、常になでなでしてほしい。
お迎え当初は、子どもたちが私に近づくだけで、どーんと鼻で押しのけにきました。
放浪前は、棒でやられていたのかも。
放浪中は、野鳥などを捕まえて生き延びていたようで、相当長い間ひとりで生き延びてきたのかもしれません。
孤独と不安と空腹と。
いろりのつらい過去は計り知れません。
しょぼん顔のいろり、看板犬が無理な理由
いろりを譲渡してくれた保護団体の方、その卒業犬と飼い主さんたちが遊びにきてくれたときの写真です。
しょんぼり。
怖いよ。
そんな表情でおびえるいろりを見て、いろりの森の看板犬は無理だな。と悟りました。
ネガティブで人見知り、イヌ見知り、飼い主一筋、家がいちばん。
看板犬の要素はほぼ0な犬、それがいろりなんです。
仕事は自宅警備、個性にあった過ごし方と役割を
- いろりの性格で、接客業(看板犬)は向いていない
- いろりのストレスがないのが私たちの幸せ
人前で話すのが苦手な人に、接客業をさせたり人前でスピーチをさせるようなものです。
嫌がるいろりを車にのせて、なれない人と会う。
ストレスですよね。
自宅で私の帰りを待ついろり。
晴れた日は日向ぼっこでうとうと…
犬だから人が好きなわけではないし、飼い主が好きだからいつでもどこでも一緒にいたい訳ではない。
いろりを見ていて感じることです。
そんな理由でいろりの森の看板犬であるいろりは、自宅警備員としておうちでゆっくりお過ごしです。
いろりは宿にはいませんが、看板犬としてブログやInstagramに登場します。
わが家にきて2年半。
上目遣いもほとんどしなくなり表情も出てきました。
一緒にわが家にきたブルーに誘われはしゃぐようになり、彼の要求もだいぶ分かりやすくなっています。
少しずつ成長しているいろりを見守る日々。
いろりの幸せが私たちの幸せです。